photo by Natsuko Takehara

稲を守る田んぼのクモ とてもマメな働き者

田んぼで、クモがお米を守っている

 

クモのことをお伝えしようと思います。

田んぼには、本当にたくさんのクモが住んでいます。



季節によってみられるクモは様々です。


収穫時期が近い時期には、網を張る大型のクモも、
良く見られるようになります。


 

稲が大きくなって、葉と葉の間が狭くなってくると、
アシダカグモの仲間がたくさんいるのですが、
日中はその姿に気がつくことは少ないのです。


 

dsc04400_r 

彼らは夕方、日暮れの頃から網を張るから、
その時間には、田んぼに人がいないんです。


だから気がつかない。

でも、早朝に田んぼに行けば、
アシダカグモの巣が、朝露で輝いているんです。


関東だけではなく、東北でも見ました。

たくさんのクモが、お米を守っているんです。

 

dsc04404_r

農薬を撒いても撒かなくても、カメムシ被害と関係ない


 

お米にカメムシが付いたら、黒い斑点がある米になる。

だから、有人ヘリやラジコンヘリで、
日本中の田んぼで、たくさんの農薬を撒きます。

驚くなかれ、その希釈倍率は有人ヘリで30倍、
ラジコンヘリなら8~16倍。

 

意味が分かるでしょうか?

普通に農家の方が、背負い式の噴霧器で農薬を撒く時、
希釈倍率は2000~2500倍なんです。

 

田んぼの害虫を皆殺しにするために、農薬を撒くのですが、
とてもおかしな規定があり、希釈倍率が決められ、
必要以上の量の農薬を消費する仕組みがあるんです。

 

それについては、下記で説明しています。

米の検査規格の見直しを求める会

 

消費者が農薬を撒くことを求めている?


 

農薬を撒いても撒かなくても、

カメムシ被害と関係はないのです。

 

カメムシの被害で、米に黒い斑点ができると、

消費者が嫌がるから農薬を撒きましょうと、

農家への説明は、消費者のせいにしています。

 

実は、まったく関係ありません。

 

斑点のある米粒が多いと、米の卸価格が低くなるから、

農薬を撒きましょう。

 

お米に石や金属が混入しているほうが、

ずっと危険なのに、

食べても危険が無い斑点米の検査基準の方が、

かなり厳しく規定されています。

 

 

害虫も、益虫も、ただの虫も、農薬で死んでしまい、
みんないなくなった田んぼに、害虫が入り込めば、
そこは害虫にとって、
天敵のいない天国になるということを知ってほしいです。

 

それでね、クモたちも再び、田んぼに来るんですよ。

増えた害虫を食べにね。

いえ、増えないうちに、増やさないように、
特別な種が大繁殖しないように、
自然は、バランスを保つんです。

 

dsc04387_r
 

クモたちは朝まで、害虫や、
稲には害のない羽虫などを捕食します。

 

日が昇ると、網を食べて、たたむんですよ。

 

スポンサーリンク