Photo by Natsuko Takehara

田んぼの生きもの

田んぼの生きものが生きられなくなった田んぼ

 

田んぼの生きものというと、

多くの人はカエルとかオタマジャクシとか、

メダカなんかを思い浮かべると思います。

 

金丸弘美さんの

『メダカが田んぼに帰った日』という本があります。

メダカが田んぼに帰った日

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読んだことがありますか?

 

メダカは田んぼの生きものなのに、

どうして田んぼに帰った話なのか?

 

是非、読んでみてくださいね。

 

田んぼに棲んでいる生きものは、

小さくて普段は見えないものから、

ある季節にどっと増えるものなどいろいろです。

 

田んぼを取り巻く環境に住んでいて、

田んぼに依存していたり、

決まった季節にやってくる生きものなど、

田んぼの生きものといっても様々なんですよ。

 

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不耕起移植栽培の田んぼで、

ハクチョウがくつろいでいる様子です

 

 

普段は山や森に棲んでいても、

エサを探しに、あるいは別の目的で、

田んぼにやってくる生きものもいるんですよ。

 

そんな、さまざまな生きものたちのことを、

ブログで紹介していきますね。

 

田んぼが工業化されていった

 

田んぼは、畑とは似て非なる環境です。

 

今、日本中の多くの田んぼでは、

田植えの直前に水を入れ、

夏に干し上げてから、もう一度水を入れ、

稲刈り前に水を抜いてしまいます。

 

1年のうちの、4カ月ぐらいしか水がありません。

 

田んぼをより、畑に近い状態にして、

重量級の機械が、入れるようにしたためなんです。

 

田んぼが、本来の田んぼでなくなったのは、

農地の構造改善事業が進んでいった昭和の半ばからです。

 

それ以前の田んぼは、1年のうちのほとんどが、

水がある状態だったんですよ。

 

機械化が進み、効率優先になったことで、

田んぼという環境が、昔とがらりと変わりました。

 

棚田も、補修する技術を持つ人がおらず、

壊れたら修復するのが難しくなっています。

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ずっとずっと昔から、たくさんの生きものが、

田んぼを拠り所にしていました。

 

生活をしたり、繁殖の場だったり、エサ場だったり、

夜に寝る場所にしていたり、

移動途中での休憩やえさ場にしたり・・・。

 

私たちが知らない数千年以上昔から、田んぼには、

生きものたちの、それぞれのストーリーがあったんです。

 

 

生きものといっても、動物や鳥や虫だけではありません。

 

絶滅危惧種がよみがえる田んぼ

 

田んぼには今も、絶滅が危惧されているような、

希少な植物が生き残っているんです。

 

何かの環境条件が整うと、姿を現します。

 

何十年も休眠しているのかもしれません。

 

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これはサンショウモという植物で、絶滅が危惧され、

環境省のレッドリストに入っている浮草です。

 

不耕起栽培にして、1年中田んぼに水を張りっぱなしにする、

周年湛水(しゅうねんたんすい)にしたら、現れたんです。

 

不耕起栽培を始めると、毎年田んぼの様子が変化していきます。

 

現れる植物が変化していき、小動物の種類も変化し、

田んぼの様子が落ち着くまで何年もかかることがあります。

 

ブログやギャラリーで、田んぼの生きものたちを、

たくさん紹介していきますね。

 

必然、必要があって、田んぼをよりどころにし、

長い歴史の中で、田んぼと人と、

共生してきた生きものたちです。

 

田んぼの命の不思議、田んぼの生命循環には、

稲と水と生きものたちの謎がたくさん、隠れているんですよ。

 

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