「農業」カテゴリーアーカイブ

秋の収穫 大豆(枝豆)と落花生 新鮮だから美味しい!

10月も中旬になり、

昨日は天気が良かったので、収穫日和でした。

 

大豆と落花生を採りました。

 

 

Photo by Natsuko Takehara
 

写真の大豆は、左から丹波白大豆、青大豆、極小千石大豆です。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

丹波には白大豆と黒大豆があるんですよ。

どちらも大粒で味も良いです。

 

枝豆でも食べるのですが、丹波黒大豆の枝豆は、

甘みがあっておいしいんですよ。

 

 

もちろん、乾燥した後のお豆も味が良いです。

煮豆で甘くしてしまうのがもったいないぐらいです。


私はもっぱら茹でて、塩とオリーブオイル、


または醤油かけて、食べてしまいます。

超簡単だしね。


丹波は晩生なので、これからまだ枝豆いけます。


真ん中の青大豆ですが、

畑に植えた青大豆は色の濃いものと薄いものと2種類と、

鞍掛まめという、少し平たい大豆で、

牛や馬の鞍みたいな大きな黒い丸が、

鞍が乗っているみたいに背中についています。


 

これらは信州や東北でよく食べるひたし豆の類です。

 

極小千石は見てのとおり、小豆より小さい黒大豆です。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

ごはんに炊き込んだりお茶にしたりするんですよ。

 

9月は雨が多くて、大豆の枝の写真でわかるように、

身が入らずに黒く枯れた実も多かったです。


しかも、早生は9月に枝豆で食べられるのに、


1週間たっても2週間たっても実が膨らまなかったんです。


大丈夫かな~?と思っていたら、10月になって、


何日か日が差しただけで、まるまると膨らみました。

さすが、太陽の恵みはありがたいね。

お日様に感謝ですね!

 


普通、大豆も落花生も種を畑に蒔いて育てますが、


私はすべて苗を作ってから畑に移植しています。

 

大豆は摘芯断根して挿し木をして、苗を仕立てます。

 

今回は、直接畑に挿し木をしたものもあります。

 

落花生は、種を蒔いたとたん、あるいは芽が出てすぐに、

鳥に食べられてしまうことが多いので、苗にしてから植えています。

 

落花生は、苗を植えるのが遅くなってしまい、

しかも雨が多かったので、実が余りつきませんでした。

 

そのかわり、大粒が多い。

掘るのは大変じゃないから得した気分。

 

近くの畑で落花生を栽培した、

園芸大学校の人達は、収穫ゼロだったらしい。

 


私の中の良い人が、「何を勉強したんだか?」と話していたけど、


作物をうまく育てるのは、1年で簡単にできるとは限りません。

 

天気には翻弄されるし、

コツをつかむのに何年もかかることもあるんです。

 

農業をやりたいとか畑をやりたいとか、

そういう気持ちは大事なことなんですが、

結果を早く求めすぎる人が多いと思います。

 

そういう考え方の人は、農業や週末ファーマーには、

向いていないと思ってあきらめてください。

 

農家の人達、新潟の戸邊さんも同じことを言います。

 

 

1年で1回しか体験できないことも多いんです。

 

習うより慣れろ! 慣れるためには動け!経験しろ!

なんですよね。

 

頭で考えていたって、体は動くようにならないんです。

 

身体を動かし体で覚える。

これが経験や勘を養うことになるんです。

 

戸邊さんのところに教えて欲しいと言ってくる人の多くが、

自分に自信たっぷりなのに、

全然体で覚えようとしないで、見ているだけ、

家でも練習していない。

 

特別な生産物を栽培している農家は、

ど素人に手を出されるのも、手伝われるのも嫌います。

 

手伝わせてくださいではなく、練習させてもらえませんか?

というのが筋なんですよ。

 

落花生もいっぱい掘りました。

 

できちゃったものね~。茹ったもんね~。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

茹でらっかと枝豆、なう。

 

落花生とても甘いです。

茹で加減というか、塩加減というのか、その辺で味が変わります。

 

新鮮な落花生を多めの塩で20分ぐらい茹でるんですが、

固すぎず柔らかすぎないタイミングで、

甘みがギュッと強くなるんですよ。

 

冷凍する場合は、少し固めでお湯からあげてしまいましょう。

食べる前に湯通しするとおいしく食べられますから。

 

Photo by Natsuko Takehara

枝豆は2種類あります。

上は青大豆、下が丹波黒大豆。

 


大きさや厚みの違いを分かっていただけると嬉しいな。


こんなにちがうんだって。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

丹波黒大豆は中身が少し黒っぽい豆になってるでしょう?

 

そして、さやの違い。

だだちゃまめもそうですが、丹波も毛深いのよ。

 

枝豆を贅沢なお味噌汁にする方法があってね。

さやの両端を切り落として、おみそ汁に入れる。


豆からの味がお味噌汁にしみ出るんだけど、豆を食べないの。


味噌スープだけすする!

 


でも、枝豆で食べたほうがおいしいと思います。


食べた~っていう満足感がありますもんね。

 

では、いただきま~す。




天気を見ながら落花生、掘らなくちゃね。

 

 

そうそう、山菜の移植もしないといけない。

こちらは、穴掘りの土木作業に近くなるかな?
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新生姜をひっこぬいてみた! ひね生姜も茎も葉も全部使える!

こちらは新生姜。

品種は近江生姜です。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

1本抜いてみたけど、スコップがうまく入らなくて、

ひねがとれてしまいました。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

たい肥をあまり入れず、管理もせず、

ほったらかし栽培だったので、

あまり大きくはなっていませんでした。

 

ほったらかしでも、種生姜の2倍の新生姜が、

付いてくれたんだから、ありがたいものです。

 


この日は、鶏肉を生姜の茎と塩と千切りの生姜で蒸し焼きに。


 

Photo by Natsuko Takehara
 

おいしかったよ。

香りも良かった。

 

1.切った鶏肉に手づくり酵素と

気持ち多めの塩をまぶしてしばらく置く。

2.その間に、生姜の茎を荒く刻む。

3.新生姜も少し千切りにする。

4.アルミホイルで包んでグリルで焼く

 

たったこれだけです。

 

生姜の葉は、紅茶の葉とともにジンジャーティーにしました。

 

生姜の葉をひとつかみポットに入れる。

紅茶の葉を入れ、熱湯をそそぐ。

ポットの蓋をしてしばらくしたらできあがりです。

 

ほのかに生姜の葉が香ります。

 

全部使えるので、生姜は良いですね。

 

しかもこれからの季節、生姜は身体を温めてくれます。

 

冷えが気になる方や、低体温の方は、

生姜をいろいろなお料理にすると良いと思います。

 

大きめにカットして、冷凍しておくと便利ですよ。

 

私は生姜好きです。

 

生姜が好きな人のことを、

生姜ラーとかジンジャーラーと呼ぶんですよ!

 

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稲刈り後 籾はどうやってお米になるのか知ってる?

お米を乾燥した後の調整って?

 

稲刈りをする時は、

お米はまだ、籾の中に入った状態ですよね。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

籾はどうやってお米になるのか知ってる?

 

 

いつも食べているお米がお米という商品になるまで、

どんな課程があるのか知っていますか?

 

photo-by-natsuko-takehara
 

茨木の不耕起田んぼのお米を、

千葉の不耕起ベテラン農家の作業場へ運んできました。

 

雨が長く続いたため、稲刈りが長引きました。

 

それに雨の日は、お米を入れた紙袋が濡れるので、

お米を運ぶことができないんです。

 

農業って、本当にお天気に翻弄されるんですよ。

 

コンバインで稲刈りをし、収穫した籾は、

乾燥機に入れて、水分を減らし、水分調整をします。

 

 

収穫してから、すぐに乾燥機に入れないと、

お米が呼吸しているので、呼吸熱を出してお米が劣化します。

 

だから、稲刈り後は大急ぎで、お米を乾燥機に移すんです。

 

はざがけの自然乾燥とは、大きな違いです。

 

乾燥させるのは、水分が高いと、お米が長持ちしないからです。

長期保存するためには、水分を低くする必要があるんです。

 

 

農家の規模にもよりますが、乾燥機を2台、3台と、

持っている家もあるんですよ。

 

また、地域のライスセンターでは、大型の乾燥機を、

何台も設置して、大量の籾をどんどん乾燥機に入れて、

いっぱいになった乾燥機から、乾燥作業を始めます。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

 

乾燥した籾は、籾摺り機という機械で、

籾殻と玄米に分けるんです。

 

この段階では、まだ玄米にごみが混ざっていることがあります。

 

わらのくずとか、小石とか、割れたお米のくずなどです。

これらが入っていたのでは、商品にできないのです。

 

石が入っていたなんてことになったら、大変です。

歯が欠けたなんて言われたら、PL法に引っかかってしまいます。

 

稲の穂にどうして石が入るのか?疑問に思いますよね。

 

稲刈りの前に、大雨や台風が来ると、

稲が倒れてしまうことがあるんです。

 

穂が土に触れていたり、

ひどい時にはべったりと寝てしまいます。

 

そういう場合は、稲を起こしながら刈り取りするのですが、

石が入る可能性が高くなるんです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

石抜き機という機械を通すことで、

石などの異物を取り除きます。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

砕米取り機という機械もあり、

細かいごみや砕けて割れたお米が落ちて除かれます。

 

 

 

籾摺り機で籾を取り除いた玄米を、

こちらの農家では、1.7mのふるいにかけます。

 

 

収穫したお米は、粒の大きさや厚みは様々です。

 

 

粒の厚みが美味しさの決め手の一つになります。

ですから、まず、1.7mmのふるいで残るお米をより分けるんです。

 

次に、色彩選別機という機械にかけます。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

この機械は、光のセンサーを使い、

色で、質の悪い米粒や異物を判別して、

空気銃のように、質の悪い米粒を

圧をかけた空気で跳ね飛ばして除いてくれます。

 

 

お米を買って食べる時に、

黒い斑点が付いたお米を見たことがありますか?

 

多くの人は見たことが無いと思いますが、

カメムシがお米の汁を吸った後に黒い斑点ができます。

 

これが、農家に対して高い基準値をかけているため、

ネオニコチノイド系の農薬を大量に使用させる元凶になっています。

 

本当は流通で取り除くので、問題ではないはずです。

 

 

消費者が斑点の無いお米を求めているから、

ネオニコチノイド農薬をたくさん撒きましょう!

と、農薬を撒くことが消費者のせいにされているのを

ご存知でしょうか?

 

 

 

色彩選別機は大豆や小豆にも使われている機械です。

 

ですから、売られているお豆も、お米同様にきれいなんです。

 

豆類の場合は、その後に磨きをかけるんです。

だから、市販のお豆はピカピカできれいなんです。

 

 

最後にもう一度ふるいにかけました。

 

1.9mmのふるいです。

厚みが1.9mm以上のふっくらしたお米だけ、

取り出そうというわけなんです。

 

 

市販されているお米では、1.8~1.85mmのふるいを

使うことが多いんです。

 

 

それより小さなお米は、くず米として業者い引き取られるんです。

 

 

約25俵(1俵は60kg)のお米の調整をして、

稲刈り直後の乾燥は別として、約2時間でした。

 

 

電気や灯油、機械が無いと、お米という商品にならないんですよ。

 

 

これが、現代農業の大きな問題でもありますね。

 

 

こうしてできた玄米は、通常は紙袋に入れて保存されます。

 

 

紙袋だと、水分が変動しやすいので、保管方法や温度によっては、

保管しているうちに、味や品質に変化が起こってしまいます。

 

 

それで、特殊な袋に入れました。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

この袋には、もみ殻の成分であるケイ酸が入っていて、

もみ殻貯蔵と同じような効果があるんです。

 

水分の変化が少なくてお米の劣化が起こらずに済むんですよ。

 

 

大昔のお米が遺跡から出て来るのは、

もみ殻が付いていて、保存状態が良かったためのことが多いそうです。

 

この袋、お米や穀類、豆類の保管にも良いんです。

 

 

この素材でできた袋に野菜を入れて冷蔵すると長持ちします。

 

 

ケイ酸には光触媒作用というのがあり、わずかの光に反応して、

生の食品の鮮度を保ち、穀物の熟成を良くする働きがあるそうです。

 

保存が長くなると、玄米の味が良くなる?とも言われています。

 

いよいよ、今夜は特別な不耕起の新米の試食ですよ~~。

 

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お米が自由な値段で自由に販売できるようになるまでの道のり

食糧管理法(食管法)

 

現在は、いろいろなお米の流通があります。

 

現在は、と前置きする理由は、

1994年まで、お米を自由に販売することが、

法的に認められていなかったからです。

 

当時の法律は、食糧管理法(食管法)といいます。

食管法は1942年(昭和17年)に制定され、

1995年(平成7年)に廃止されました。

 

1994年まで、日本で生産されるお米は、

農家が自分の家家族や親族に食べさせる分以外、

すべて、国に納めなければならなかったのです。

 

お米は農協が集めて、国が買い取り、

農協を通じて農家に代金が払われていました。

 

食管法が生まれた背景には、

1939年(昭和14年)ごろから、

第2次世界大戦(大東亜戦争)にむけて、

世界の景気が悪化がありました。

 

日本でも、生活品の物価が急激に上昇しました。

 

日本中で物不足になり、お米、お酒、嗜好品、木炭などが、

次々と配給制度に切り替わっていきました。

 

当時、国民の食料を配布する制度が、

法律として整備される必要があったのです。

 

それで、すでに配給制になっていたお米は、

1942年(昭和17年)に制定された食管法で、

管理されるようになりました。

 

配給制度でお米を国民に割り当てていた時代です。

 

お米屋さんは、お米の配給所となっていました。

 

 

終戦後は、働き手が戦争でいなくなったこともあり、

日本の多くの水田が、すでに荒れ果てていました。

 

 

終戦当時、国が農家からお米を買い取る価格は1俵60円。

 

1946年(昭和21年)の金融封鎖や

国の改革のため、この年は、1俵210円。

 

その後、米の価格は倍々に値上がりし、

1948年(昭和23年)は、1500円。

 

値上がり幅は小さくなったものの、

1952年(昭和27年)には、3000円。

 

日本のお米の買取価格の推移 ⇒ 米価の変遷

 

まだお米が足りず、昭和27年に、

食料増産5ヵ年計画が打ち出され、

政府は農村改革に着手します。

 

 

資料提供:長野県農業総合試験場
資料提供:長野県農業総合試験場


 

補助金を付けて、新しい水田を開田し、

機械化農業を推進しました。

 

資料提供:長野県農業総合試験場
資料提供:長野県農業総合試験場


 

昭和30年代になると、高度成長時代に入り、

都市で働く人の収入が上がっていくのに合わせ、

農村の農業従事者の収入を上げるために、

政府のお米の買取価格は上昇していきました。

 

農協や農村からの陳情が議員の元に列をなしました。

 

農民票と呼ばれる選挙の票を地元議員が獲得するため、

米の買取価格を上げる交渉が国と行われました。

 

米余りと食管法のひずみ

 

水田地帯の農村の構造改革が進み、機械化が進んで、

お米の収穫量が増えていきました。

 

構造改革というのは、農業の機械化を進めるために、

水路を道路にし、水田の不揃いな形や大きさを整え、

農村の近代化を進めたものです。

 

 

基盤整備といって、水田の土地改良や

水をくみ上げて田んぼへ入れるための、

揚水施設の建設、

パイプラインの設置、

排水路の設置が進みました。

 

バルブをひねれば水が出て、

栓を抜けば水が抜ける仕組みが、

水田地帯に導入されていきました。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

1961年(昭和36年)の農業基本法の制定で、

水田地帯の改革は一気に加速していきました。

 

資料提供:長野県農業総合試験場
資料提供:長野県農業総合試験場


 

米の政府買い取り価格も上がり続けましたが、

高度成長時代に入り、新しいものがどんどん生まれ、

物価も上昇していました。

 

1986年(昭和61年)、買い取り価格は、

3年間続いた18668円を最高値に、

どんどん下落していくことになります。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

物の豊かさ、食べ物の豊かさが、

生活スタイルや食の多様性を生み出し、

国民がお米を食べる量が、減り始めていたのです。

 

にもかかわらず、

米の増産、水田地帯の構造改革は、

どんどん進められていきました。

 

誰もが、まだ右肩上がりの時代を、

疑うことすらしなかったのでしょう。

 

米の需要も、消費も、物価も、人口も、経済も・・・。

 

米の流通の自由化へ

 

1969年に、国は米の政府買い取りの制度の中に、

自主流通米という制度を導入しました。

 

米の買取価格を下げても、米が余り、

逆ザヤで赤字が増えたため、

国が米を全量買い取りできなくなりました。

 

今まで農協が集荷した農家のお米は、

国が全量買い取りしていたのですが、

一部を国を通さずに、直接米問屋に、

販売できるようにしたのが、自主流通米です。

 

米の増産が続く中、対処療法的な政策でした。

 

というのも、すでに政府を通さないで、

ヤミ取引を行う米問屋などの業者や

お米を産直する人が現れていたためです。

 

1970年、国は米の減反政策を打ち出します。

 

最初に打ち出されたのが、青田刈りでした。

 

収穫量を減らすために、収穫前のイネを、

刈り取りさせて米にさせない方法です。

 

稲作農業をしている農村に、

怒りと不安が走りました。

 

さらに、米を作らない田んぼを地域に割り当てる、

減反政策が行われるようになりました。

 

国が買い取るお米の一部は、緊急時に備えて、

国の保管倉庫で数年間保管されることになっていました。

 

それ以外の米は、政府米も自主流通米も、

お米屋さんで販売されていました。

 

どこに食管法が関与していたのか、

わからない状態が続きました。

 

食の安全を求める消費者運動が盛んになり、

野菜の宅配が勢いを伸ばしていきました。

 

そのような時代の中で、米農家の中にも、

米の産直を行いたいと考える人が増えていきました。

 

米の産直は食管法に触れる違法行為です。

 

しかし、1970年ごろにすでにヤミ米が流通し始めていて、

政府がもくにんを続けていました。

 

それを違法を承知で、米の宅配を試みる農家が、

東北を中心に現れたのです。

 

相変わらず国は黙認し続け、

積極的に、取り締まる気配はありませんでした。

 

1993年の大冷害

 

1993年、夏へ向けての気温が上がらず、

日照不足も重なり、20世紀最大級といわれる、

大冷害が起こりました

 

1930年(昭和5)~1934年(昭和9)、

1947年(昭和22)にも、

東北を中心に冷害が起きていましたが、

日本全体が不況に飲まれていた時代で、

詳しいことはわかりません。

 

 

産直の米販売者からは、

米が足りず値上げをせざるを得ないという、

手紙が何度も送られてきました。

 

スーパーの店頭から米が消えました。

 

日本ではお米の輸入を原則認めていませんでしたが、

国はアメリカ、中国、タイなどから、

お米を緊急輸入しました。

 

一時的に店頭に並んだのは、

中国産米とタイ米の抱き合わせの商品でした。

 

多くの人が、食べ方がわからずに、

タイ米を捨てたと言われています。

 

緊急時に備えて、各地の政府の倉庫に、

備蓄米があるはずでしたが、

倉庫の中は空でした。

 

翌年の豊作で、米騒動は納まりました。

 

どこからか、大量の1993年産米が出てきたそうです。

 

米余りから急激な米不足に陥り、

政府在庫の管理が不透明だったこともあり、

食管法が意味をなしていないことが、

明らかになりました。

 

1994年で食管法が廃止が決まり、

主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)が、

食料方に替わって、翌年公布、施行となりました。

 

こうして、誰でもお米の販売ができるようになりました。

 

今は、様々なお米の流通経路が育ちました。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

お米の価格は下落し続けています。

 

東日本大震災で一時的に上がったものの、

放射能への心配で、東北の米が売れず、

北海道や西日本の米に、消費者がむらがったためです。

 

その後もコメ価格は下落し、

魚沼産コシヒカリ、新潟産コシヒカリでさえ、

値下がりをしていきました。

 

2015年、全国のお米の卸価格は、

多くの地域で、過去最低を記録しました。

 

 

しかし、東日本大震災、原発事故、熊本地震で、

お米の収穫量が大幅に減ると、お米が高くなることは、

誰もが経験したわけです。

 

2016年のお米の価格も、熊本の減産もあり、

値段が少し上がっています。

 

もしも、大きな災害があれば、

再び配給に頼る時が来るかもしれません。

 

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日本一高い米の生産者、戸邊秀治さん 戸邊農法とは? その3

雨の予報が晴れ!

 

2016年9月 新潟県十日町市に来ました!

 

1夜明けて、午前5時前、天気は・・・❓

Photo by Natsuko Takehara
 

日の出は、5時半過ぎです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

念じていた、信じていたかいがありりました。

 

雨が上がっていたんです。

雪女(晴れ女)の念が、通じたようです。

 

なぜ、雪女で晴れ女なのか?

 

取材やイベントなどを計画・企画したときに、

雨の予報でも降られたことが無いのです。

 

ところが、若い時からゲレンデに行くと、

大雪や吹雪になりました。

 

自分がスキーをするためではなく、

甥っ子を連れて行っても、

翌朝は車が雪に埋もれていました。

 

これで、地元の小学校の運動会もOKです。

 

日の出とともに田んぼへ行きます。

 

戸邊さんの田んぼの稲刈り

 

 

今、田んぼへ来ています。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

きれいでしょう?

来て良かったです。

 

photo by Natsuko Takehara
 

新潟県内でも、こんな天日干しを

しているところは、ないと思います。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

今は、天日干しをしていますと言っても、

途中から乾燥機で調整する方が、多いからです。

 

はざがけで天日乾燥する場合、乾燥具合の管理し、

お米をちょうどよい水分量にするまで、

手間がかかり、感を養わないと、

上手く、むらなく乾燥させることが出来ません。

 

稲の栽培技術だけで、

お米が商品になるわけではないのです。

 

稲刈りをして、乾燥を始めるから、

日本一のお米として、毎年同じ品質で出荷できるように、

本当に良く稲を見て、商品化を行っていくのです。

 

人と稲と自然が調和している戸邊さんの田んぼ

 

食べられるのは当たり前だと思っているお米。

 

でも、もし石油系の燃料や化学肥料、農薬を

日本が買うことができ無くなれば、

日本のお米の多くは、作れなくなるんです!

 

そんなことになっても、お米が作り続けられる方法を模索し、

戸邊農法が作られてきたのです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

私が今来ている新潟県十日町の戸邊さんの田んぼは、

農業機械を一切使わないで稲の栽培を行っています。

 

ビニールハウスさえありません。

 

トラクターもコンバインも乾燥機もありません。

 

作業はすべて、家族の手作業です。

 

とことん、効率の良さとやりやすさ、

身体への負荷のかからなさを、追求した作業方法です。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

肥料も買っていません。

 

ただ、勘違いしないでください。

 

勘違いで、無肥料栽培を良しとする人が多いのですが、

稲を痛めつけて老化させて、無肥料で栽培することが、

良いことではありませんから。

 

苗のうちに肥料不足で老化させ、

本来の稲の強さを出し切れないのに、

勝手に、窒素固定菌が肥料を与えているなど理由をつけ、

検証の無いことをしている人が多いからです。

 

戸邊さんの場合、そういう苗いじめは、していないのです。

 

有機栽培でもありません。

 

有機認証制度というルールが守られていれば、

肥料過多の作物も、肥料欠の作物も有機栽培になります。

 

認可された農薬を使うこともできるわけです。

 

有機栽培だからい良い、有機栽培は全て良いと

いうわけではないことを知ってください。

 

戸邊さんの技術はすべて、

実践してきた作業や経験から生み出された、

再現性の高い、

自然循環の仕組みによって成り立っています。

 

戸邊さんの田んぼでは、

自然循環と人の仕事が調和しています。

 

稲の育つ環境を人が作り上げています。

だから、肥料を入れません。

 

稲と人の意思疎通ができているような環境です。

 

最高に良い作業効率を考え、環境を考え、

燃料をできる限り使わない方法を考え、

稲のことを考えて、生まれて来た環境です。

 

考えて考えた末に、

やらなくてよいことをも、決めています。

 

 

田んぼに生えている草は、

普通の無農薬の田んぼに生えているような、

稲の肥料を奪ってしまう草ではありません。

 

ほとんどが、絶滅危惧種で、めったに見ることの無い水草ばかりです。

 

 

きっと、昔の人は、今の田んぼに生えているような、

草と戦っていたわけではないのでしょう。

 

ここでは草さえも、稲と田んぼとの調和に見受けられます。

水と光、土と稲、どれもが調和し、美しい限りです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

田んぼを借りて、稲を作り始めた当初は、

戸邊さんの田んぼにも草がたくさん生えたそうです。

 

年々、稲の肥料を奪う草が減っていったそうです。

 

 

戸邊さんの田んぼには一年中、水が張ってあります。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

専門的には、周年湛水といいます。

 

ですから、稲刈りも、水がある田んぼで行います。

 

雨の日でも、稲刈りが行われています。

 

稲刈りも稲を運ぶのも、水のある田んぼの方が、

作業が楽で、腰が痛くなることもないそうです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

30歳で自給自足を目指し、挫折し、

都会に戻り、0からやりなおし、

それでもあきらめずに、追求して、

何年もかかって、今日に至っています。

 

 

工夫と体験と改善を毎年のように繰り返して、

結果としてここまで美しく、

日本良いと評価を受けるまでになりました。

 

 

その道のりと努力、学びの意欲に、

敬意を示してほしいと思います。

 

前向きな姿勢や努力、学びを、

田んぼを始めるなら、続けて欲しいと思います。

 

日本一の米の生産者の元に来て、

農業ならなんとできるだろう、

同じようなことがすぐできるようになるだろうと、

言葉で教えてもらえばわかるだろうと考えるのは甘すぎます。

 

 

日本一に学ぶつもりであれば、

それだけの姿勢や努力を持ってください。

 

これから、田んぼを始めたい方がいたら、

是非、この田んぼの成り立ちに、

素晴らしい戸邊農法が生まれるまでの過程に、

敬意を持って学んでほしいと思います。

 

こんな素晴らしい農法を構築してくれたのですから。

感謝!

 

 

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日本一高い米の生産者、戸邊秀治さん 戸邊農法とは? その2

日本一高いお米ってどうやって決まるの?

 

日本一のお米の値段は、どうやってきめているのでしょうか?

 

それ以前に、あなたが食べているお米の値段は、

誰がどうやって決めているのでしょうか?

 

一般的にの農家のお米は、農協か問屋が、

農家から直接買い取ります。

 

この価格を

農協渡し、問屋渡し、相対取引価格などといます。

 

このお米が、多くの場合、

スーパーなどの店頭に並ぶわけです。

 

 

 

産直や物産館、道の駅などで販売しているお米は、

農家が直接、お店に持ち込んで、

販売手数料や出品料を支払って販売しています。

 

 

米よしさんのように、農家から直接お米を仕入れて、

お米を売っているお米やさんもあります。

 

このように、現在では、

いろんなルートでお米が卸売りされています。

 

現在では、というのには理由があります。

それは、戸邊さんの取材の物語の後に説明しますね。

 

 

日本一高いお米の値段は、どうやって決めているのか?

 

 

実は、決めた人の基準で決めているのです。

 

つまり、日本一高い値段のお米は1つだけではない、

ということになります。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

米よしさんの場合は、

全国を歩いて見つけた美味しいお米の中で、

栽培方法や刈り取りの後のお米になるまでの方法、

そして、栽培している人の人柄を最も重視して、

社長の北川さんが選んで、値段も決めています。

 

米よしさんは、デパートの中に店を出しているので、

出店料もかかり、良いお米を見つけるために、

全国を歩く経費もありますから、

生産戸邊さんの卸価格は、18万円ではありません。

 

 

米よしさんの元には、全国からお米の売り込みが来ます。

 

自分も、自慢のお米を高く売ってもらいたいと考える、

農家の人たちが、売り込みに行くわけです。

 

 

しかし、取り扱いをしてもらえることは、

ほとんどありません。

 

それぐらい、米よしさんの基準は厳しいのです。

 

 

その厳しい基準の中で、毎年1番高い価格を、

付けてもらっていることが、

戸邊さんのお米のすごい所なんです。

 

お米の品質や味が、毎年安定して、

良くなっているからに違いないわけです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

こだわりの米を自分で販売している農家の方が、

1kg5千円、1万円というような値段を付けることも可能です。

 

栽培の仕方や天日干しを売りにして値段を付ける人が、

多いように思います。

 

 

新潟のおみやげ屋さんには、

1㎏1万円をお米をおいてあることがありますが、

こちらも、おみやげ屋さんが目玉商品として、

値段を付けていると思います。

 

食味検査とは?

 

値段の付け方の基準として、

その年の新米の食味検査を行って、

数字が高いものを品質の良いお米とするので、

それに高い値段をつけることがあります。

 

 

 

食味検査は、成分量や水分量、粒の重量など、

お米の状態を食味計という機械で検査するものです。

 

最終的に、人が食べて食味を診断することもあります。

 

 

残念ながら、食味計という機械で数字が高く出ても、

必ずしも、お米が美味しいとか、

作り方が良いということにはなりません。

 

なぜなら、成分の計測で、

チッソが高ければ数字が低くなり、

アミロースが高ければ、

数字が高くなる傾向があるのです。

 

水分含量が多くても少なくても数値が変わります。

 

 

私も長い間、不耕起栽培農家の食味検査を、

独自の方法で行ってきました。

 

食味計で出て来た数字は、

商品化の行程の改善の目安や、

栽培方法の改善の指標にはなりますが、

味が数字に比例することはありませんでした。

 

複数の人と一緒に食べて食味を検査しても、

私が気がついた味の特徴を、

全員が気がつくとは限りませんでした。

 

 

お米のソムリエの資格を持っている人でさえ、

食味をしたときの感覚は、それぞれなのです。

 

お米のソムリエは、ワインのソムリエのように、

取得するのが難しい資格ではないので、

知識重視で、味覚を重視していないようです。

 

 

ですから、食味検査で95だ、98だと言っても、

検査の時の基準の設定も出て来る数字に関係し、

成分や水分の量も関係しますので、

ぬか喜びするほどのことではありません。

 

また、食味検査を毎年しても、

同じ人が毎年同じレベルの数字を、

出しているとは限りません。

 

昔、98の数字が出たと大喜びした人が、

私たちにお米を送ってくれましたが、

残念ながら、とてもおいしいとは言えませんでした。

 

乾燥度合いが機械の設定に合っており、

チッソが極端に少ないと、

アミロースの比率が上がるため、

そういうことが起こるのでしょう。

 

 

北川さんのように独自の基準で、

全国の良い米を食味し続ける中で、

毎年1番を付けて貰えるというのは、

素晴らしい評価ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

植物にも知性や感情があるというお話

稲はオヤジの足音を聞いて育つ

 

昔の人は、言いました。

「稲はオヤジの足音を聞いて育つ」と。

 

どういう意味かというと・・・。

 

稲作農家のお父さんは、

毎日田んぼへ行き、雑草を抜き、

水を入れたり、止めたりして水管理をし、

稲の生長を見て、豊作を願っていた。

 

稲はお父さんの足音を聞き、

お父さんの声を聞き、願いを知って、

それに答えようとして、良く育つのだという意味です。

 

植物は、人の思いや声に反応することは、

昔から知られています。

 

折れかけた植物が支えあっていたり、

倒れないように、お互いに助け合ったりするんです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

アレロパシーといって、他の植物の繁殖を抑えて、

自分や自分の仲間を増やそうとする働きかけもあります。

 

農業の機械化、工業化、化学化で、

農作業が効率最優先になってしまい、

農家さんが田畑の中に入る数が減ってしまいました。

 

稲作農家の多くが自分の足で田んぼを歩くことは、

ほとんどないんですよ。

農協の注文と説明通りの、

化学肥料と農薬を使い、

トラクター、田植機、コンバインの上で仕事をします。

 

 

宇宙に意思があるように植物にも意思がある

 

私たち人間にも、動物にも意思があります。

知性や感情があります。

 

よく観察してください。

 

小さな虫にだって、意思や知性があるのがわかります。

 

それは、すべての生きものが、

宇宙からプログラムされて発生している、

宇宙の一部だからなんです。

 

ですから、植物にだって、

知性や意思があってもおかしくありません。

 

動かない植物が多いから、

知性や意思や感情があるかどうか、わかりにくいんです。

 

 

冷夏の時に、花粉が作れず、

受粉ができないのは低温障害によるものです。

 

しかし、不耕起栽培用に育てた苗から育った稲は、

障害を起こさずに、花粉を作りました。

 

そして、時を待って、条件が良い日に、

一斉に開花をしたのです。

 

穂が出て何日も開花しないため、

農家はあきらめかけていました。

 

ところが、雲が切れてわずかな日が差した時、

一斉に開花したんです。

 

水や肥料が無ければ、植物は意図的に根を長く伸ばし、

自分の力で探し、吸収しようとします。

 

田植えの時に田植機から自動的に、

苗の横に肥料を落とす「側条施肥」を行うと、

稲の根は、本来よりはるかに根の量が貧弱になり、

長さも短くなります。

 

根の生長を必要としないと、稲が判断するからです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

イチョウの雄木の精子は、

地上を移動して雌木へ行くそうです。

 

 

研究者の方々が、

近年さまざまな発表をしています。

 

【カラパイア】植物には知性や感情があると考える科学者が急増(各国研究)

 

あなたはどう思いますか?

 

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不耕起栽培では農薬や化学肥料は使わないのか

不耕起栽培技術と農薬や化学肥料の使用は別な事

 

不耕起栽培は農薬や化学肥料を使わないのでしょうか。

 

答えは、

不耕起栽培を実践する人によって、それぞれ違う

ということになります。

 

 

病気の菌を殺す殺菌剤や、

を殺す殺虫剤などの農薬、

田んぼに生えてくる草を枯らす除草剤を、

使うかどうかは、

農家の人次第ということになります。

 

 

 

稲作専業農家の人は、

たくさんの田んぼで稲を作っています。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

ですから、田んぼによって、

農薬を使う田んぼと、全く使わない田んぼとを、

分けていることもあります。

 

同じ稲の品種を栽培していても、

農薬を使う田んぼと使わない田んぼがある場合、

品種や出荷先によって、分けている場合など、

事業の必要性に応じて分けている場合があります。

 

 

もちろん、専業農家でも兼業農家でも、

自分が稲を栽培している田んぼでは、

すべて農薬を使わないと人もいるわけです。

 

 

化学肥料についても、同様のことが言えます。

 

ちょっと違うのは、ほとんどの農家の人は、

苗は田んぼで育てないで、ハウスなどを使用するため、

ハウスでは使うが、田んぼでは使わない人がいたり、

どちらでも使う人、どちらでも使わない人がいる、

というところでしょう。

 

 

農家の人にとって、農業は仕事ですから、

仕事のやり方や規模、お客様のニーズに、

コストや労力を考えた上で、

農薬や化学肥料を使うか使わないかを

決めていることが多いのです。

 

不耕起移植栽培技術を実践して稲を育てることと、

資材として何を使うかは別のことです。

 

農薬や化学肥料だけに限らず、

どんな肥料や特殊肥料、農業資材を使うかは、

別のことなのです。

 

 

耕さない田んぼに、不耕起栽培用の苗を植え、

化学肥料で育てても、農薬を散布しても、

不耕起栽培という農法を実践していることには、

変わりがないのです。

 

 

農薬や化学肥料を極悪視すべきなのか?

 

 

よく、農薬や化学肥料が悪いと、使うのは悪いと、

頭から批判ばかりする人がいます。

 

そういう人は、一度自分で、

稲を一から栽培してみると良いと思います。

 

 

自分ができないことを、良く知らない他人に対して、

農薬や化学肥料を使わずにやれと言うのも、

状況を一つ一つ知らずに批判することも、感心できません。

 

 

 

農家の人は、

たくさんの田んぼに植える苗を育てるために、

たくさんの育苗箱(いくびょうばこ)に入れる、

大量の土を買います。

 

土には種もみの下の床土と、

上からかける覆土があります。

 

床土は、雑菌の消毒をしてあり、

少量の化学肥料が入っていて、

pH調整もしてあります。

 

化学肥料を使うのを批判するということは、

苗を育てる土を買うな、使うなというのに、

等しいことなのです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

多くの場合、苗はハウスの中で育てますから、

育苗環境の温度や湿度が高くなります。

 

場合によっては、カビや病気が出ます。

 

苗が全滅したら、田植えができません。

 

苗を育てている時期になったら、

もう種もみも売っていませんから、

種まきからやり直すことができません。

 

 

不耕起栽培でも、

市販の土を使う農家がほとんどです。

 

また、不耕起栽培用の苗を育てる時には、

追肥をしますが、有機質肥料を使うと、

病気やカビが出ることがあります。

 

病気やカビを出さないために、

経験が浅い人、技術が未熟な人、

適切な設備が無い人には、

硫安を使うように指導をしています。

 

農薬を使わない手法はいくつも研究してきて、

栽培方法や温度管理、補助資材で、

病気を防ぐことはできますが、

誰だって失敗はあるものなんです。

 

 

そういう時には、田植えもできず、

お米も取れなくなり、収入が無くなるリスクより、

農薬を使ってでも、苗を守る方が大事だと考えます。

 

 

もちろん、農協の指導のような、過剰な農薬の使用を、

良いと思っているわけではありません。

 

使わないで済むことなら、

農薬も化学肥料も使わないほうがいいのです。

 

そのために、不耕起移植栽培技術では、

苗の育て方や稲の管理の仕方を研究し、

さまざまな補助資材の実験をし、その成果を、

理論として作り上げてきたのですから。

 

 

 

頭ごなしに、何も知らない人が、

農薬や化学肥料の批判をすることが、

良いことだとは、ちっとも思えないのです。

 

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福島の現実 原発問題の真実 目をそらさないで

目をそらさないで、見ていただきたいと思います。

 

あなたが知ること、それが一番大事なことです。

 

感情的になったり、

怒りを感じないで見て欲しいと思います。

 

怒りや批判の感情は、何も生み出しません。

 

あなたの体の細胞や遺伝子を破壊するだけです。



 



 

コントロールとは制御のこと。

 

原子力村(原子力ムラ)とは、原発にかかわり利権を得る、

産・官・学の組織のことです。

 

 

ヒステリックに恐怖心を煽らないでください。

 

やはり東北の物は危ないとか、買うなとか、

感情的になって、家族や他人まで煽らないでください。

 

原発事故によって、

東北や関東の農家の方々が、

どれだけの被害をこうむり、

風評被害に悩まされ続けたのか、ご存知ですか?

 

国や東電だけの責任ではありません。

 

原発の恩恵で電気を使っていたのは、

首都圏とその近郊の人だからです。

 

事故と同時に買うな、危ないと騒いだ人達のために、

どれだけ多くの農家の人や地域産業の人達が、

追い詰められたのかわかっていますか?

 

 

生産者に向けて、発せられた冷たい言葉は、

あなたが言った言葉かもしれません。

 

 

「あなたには責任は無いけど」と言って、

原発を認めて来たあなたの責任はどこですか?

 

 

俺たちは、

この土地を守るしかない、

居続けるしかない、

農地を守るしかない。

 

そう考える農家の人たちに、

風評に乗っかった消費者は、

何をしたのでしょうか?

 

今もそれは変わりません。

 

この動画を観たからと言って、何も変わりません。

 

だから、

東北の産物を、

ひとりが月に1つで良いから買いましょう。

 



 

命をかけて戦っている人がいます。

 

危険な組織的な嫌がらせや陥れを知りながら、

戦い続けている人がいます。

 

今、すべてを失って、

やっと口を開くことができた人がいます。

 

その人達も、命がけです。

 

 

知ってください。

 

怒りや批判は何も生みません。

 

うそで身を固めている人達もまた、

多くの人を犠牲にしていることを知りつつ、

自分の実や家族の生活を守らざるを得ません。

 

その犠牲はあまりにも大きい。

 

その犠牲の上に生活の安定を求めている人たちも、

いずれ、報いを受けることになります。

 

他人に対して行った良くない行為は、

自分や家族に必ず帰ってくるものです。

 

だから、

あなたが怒り、批判をする必要はありません。

 

 

今、一番、あなたが知ることが大事です。

 

このブログを読み、

動画を観てくれたら、それだけでも良いのです。

 

知る人が増えれば、それが常識になるから。

 

日本の、世界の常識になるから。

 

常識になれば、隠すことに意味が無くなるから。

 

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円の価値が無くなると食べ物はどうなるか

日本の国は借金まみれの危険な状態

 

人口が減ってくると、

物の消費に使われるお金が減ってきます。

 

つまり、企業の利益も減り、税収も減り、

結果として社会を支えるお金が減ってくるのです。

 

ですから、利益を増やす対策として、

物価なども上がってきます。

 

不足を補うため、

税金も上げられると言われています。

 

 

日本は1200兆円もの、

借金だらけの国になっています。

 

国債を発行してまわしてるのです。

 

1枚7円で、お札をたくさん刷っています。

 

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景気が落ち込むと、カンフル剤のような、

一時的にしか効果が無い対策を講じます。

 

 

当然ですが企業の経営に例えたら、

ありえない話です。

 

これほど赤字が続けば、会社なら清算します。

 

ところが日本の国は清算しないで、

お札を刷って、国債を発行して、

景気対策というカンフル剤を打って、延命しているのです。

 

 

非常に恐ろしいことではないでしょうか。

 

 

支える仕組みを維持できないから個人で

 

社会が不安になってくると健康保険や年金は、

大丈夫なのかという話がひろまります。

 

日本の健康保険はありがたい制度です。

 

健康保険が無ければ、病院にかかれば、

検査でも治療でも、何万円もかかります。

 

入院となったら、何十万円です。

 

 

健康保険や年金のような社会を支える仕組みは、

人口が増えているとき、あるいは若い人が多いときは、

有効な仕組みになっています。

 

 

今は逆三角形になっていて、使う人、受け取る人が、

支える人より多くなっている状態です。

 

いつまで存続するのかわからず、民営化されてしまい、

今と全然違う形態になるという不安があります。

 

医療関係に勤めている方とお話ししていますと、

透析だとか介護の施設で公的なものが、

設立されないようになってきているようです。

 

だんだん民間にしていって、値段も差が出てきて、

財産や収入により、入れる施設、利用できるところに、

格差が出て来るのではないかという話もあります。

 

 

都会に出て働く人を増やし、

都市に住宅を増やし、核家族化を進めたのに、

今になり、高齢者の面倒は社会で見られないから、

家族が自宅で見ざるを得ない、

そんな時代が来ています。

 

 

健康保険も民営化されたらどうなるのか、

『沈みゆく大国アメリカ』堤未果著は、

衝撃的内容でもありました。

 

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いつまで外国から円で食料が買えるのか

 

 

借金だらけの日本の円が、

いつまで信用を維持できるのでしょうか?

 

日本のお金の価値がだんだん怪しくなってきて、

ドバイで円建ての貯金をしようとしたら、

断られたという話を聞きました。

 

円は信用がないからという理由だそうです。

 

 

今私たちは沢山の食品を輸入して、

食卓をうるおしています。

 

今、日本人のほとんどが食べるであろう加工品の原料、

調味料類はほとんどが外国産の原料で作られています。

 

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砂糖、塩、油などの調味料、

醤油、味噌、納豆、豆腐など大豆食品は、

ほとんど外国産の原料を使って作られています。

 

スーパーで売っている大豆の加工品の原料は、

アメリカ産、中国産、カナダ産など。

 

国産材料のものは、スーパーでは、

手に入りにくくなっていますね。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

豆腐などはこだわりの高いものもあるんですが、

スーパーでは、近年、豆腐、納豆などは、

以前に比べて値段が安くなっています。

 

安くなった代わりに、

材料は輸入のものに切り替わっています。

 

どこの国の原料かは、表示を見ればわかります。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

塩は国産の塩だと思っていても、

南米産の塩などを混ぜて、

値段を安くしてあるようです。

 

 

油はほとんど輸入の遺伝子組み換えの、

菜種、大豆、トウモロコシなどです。

 

キャノーラというのは、

遺伝子組み換えの菜種の名前そのものです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

スーパーに並んでいるのは、

遺伝子組み換えの安い油がほとんどです。

 

良い油を買おうと思うと値段が高いです。

 

油を材料としたマヨネーズなども、

輸入の大豆油が原料です、

 

もしかしたら鶏卵なども、

液卵という形で輸入したものを、

使っているのかもしれません。

 

 

うどん、そば、パスタ、ラーメンなどの麺類、

パンをはじめとする小麦を原料とする食品、

加工や調味された食品材料は、ほとんどが輸入品です。

 

 

国産の肉や卵も、ほとんどの場合、エサは輸入穀物です。

 

お米と生鮮野菜、国産果物以外、

食卓に上がるのは外国産になっています。

 

 

円の価値が落ち、円の信用がなくなった時に、

今のように食べ物を外国から買うことができなくなります。

 

 

私たちの食卓に上る食品はどこまで確保できるのか、

非常に心配になってきます。

 

 

目を背けないで、見たくないところも見てください。

 

このままでは、食べ物さえ、

手に入らなくなりかねません。

 

生き残っていくためには、

知っておかねばならないことが、

たくさんあると思います。

 

 

その上で、真剣に日本の農業について、

考えて欲しいと思います。

 

 

未来の農業を本気で始める人、やりたい人が、

今、必要だと思います。

 

今の日本の農業は、とても経営が大変ですが、

食べ物が外国から入らなくなった時には、

生きていけるのは、お金を稼げるのは、

食べ物の生産をして提供できる人だけになります。

 

農業は、命をはぐぐくむ産業なのです。

 

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