日本一高い米の生産者、戸邊秀治さん 戸邊農法とは? その3

雨の予報が晴れ!

 

2016年9月 新潟県十日町市に来ました!

 

1夜明けて、午前5時前、天気は・・・❓

Photo by Natsuko Takehara
 

日の出は、5時半過ぎです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

念じていた、信じていたかいがありりました。

 

雨が上がっていたんです。

雪女(晴れ女)の念が、通じたようです。

 

なぜ、雪女で晴れ女なのか?

 

取材やイベントなどを計画・企画したときに、

雨の予報でも降られたことが無いのです。

 

ところが、若い時からゲレンデに行くと、

大雪や吹雪になりました。

 

自分がスキーをするためではなく、

甥っ子を連れて行っても、

翌朝は車が雪に埋もれていました。

 

これで、地元の小学校の運動会もOKです。

 

日の出とともに田んぼへ行きます。

 

戸邊さんの田んぼの稲刈り

 

 

今、田んぼへ来ています。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

きれいでしょう?

来て良かったです。

 

photo by Natsuko Takehara
 

新潟県内でも、こんな天日干しを

しているところは、ないと思います。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

今は、天日干しをしていますと言っても、

途中から乾燥機で調整する方が、多いからです。

 

はざがけで天日乾燥する場合、乾燥具合の管理し、

お米をちょうどよい水分量にするまで、

手間がかかり、感を養わないと、

上手く、むらなく乾燥させることが出来ません。

 

稲の栽培技術だけで、

お米が商品になるわけではないのです。

 

稲刈りをして、乾燥を始めるから、

日本一のお米として、毎年同じ品質で出荷できるように、

本当に良く稲を見て、商品化を行っていくのです。

 

人と稲と自然が調和している戸邊さんの田んぼ

 

食べられるのは当たり前だと思っているお米。

 

でも、もし石油系の燃料や化学肥料、農薬を

日本が買うことができ無くなれば、

日本のお米の多くは、作れなくなるんです!

 

そんなことになっても、お米が作り続けられる方法を模索し、

戸邊農法が作られてきたのです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

私が今来ている新潟県十日町の戸邊さんの田んぼは、

農業機械を一切使わないで稲の栽培を行っています。

 

ビニールハウスさえありません。

 

トラクターもコンバインも乾燥機もありません。

 

作業はすべて、家族の手作業です。

 

とことん、効率の良さとやりやすさ、

身体への負荷のかからなさを、追求した作業方法です。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

肥料も買っていません。

 

ただ、勘違いしないでください。

 

勘違いで、無肥料栽培を良しとする人が多いのですが、

稲を痛めつけて老化させて、無肥料で栽培することが、

良いことではありませんから。

 

苗のうちに肥料不足で老化させ、

本来の稲の強さを出し切れないのに、

勝手に、窒素固定菌が肥料を与えているなど理由をつけ、

検証の無いことをしている人が多いからです。

 

戸邊さんの場合、そういう苗いじめは、していないのです。

 

有機栽培でもありません。

 

有機認証制度というルールが守られていれば、

肥料過多の作物も、肥料欠の作物も有機栽培になります。

 

認可された農薬を使うこともできるわけです。

 

有機栽培だからい良い、有機栽培は全て良いと

いうわけではないことを知ってください。

 

戸邊さんの技術はすべて、

実践してきた作業や経験から生み出された、

再現性の高い、

自然循環の仕組みによって成り立っています。

 

戸邊さんの田んぼでは、

自然循環と人の仕事が調和しています。

 

稲の育つ環境を人が作り上げています。

だから、肥料を入れません。

 

稲と人の意思疎通ができているような環境です。

 

最高に良い作業効率を考え、環境を考え、

燃料をできる限り使わない方法を考え、

稲のことを考えて、生まれて来た環境です。

 

考えて考えた末に、

やらなくてよいことをも、決めています。

 

 

田んぼに生えている草は、

普通の無農薬の田んぼに生えているような、

稲の肥料を奪ってしまう草ではありません。

 

ほとんどが、絶滅危惧種で、めったに見ることの無い水草ばかりです。

 

 

きっと、昔の人は、今の田んぼに生えているような、

草と戦っていたわけではないのでしょう。

 

ここでは草さえも、稲と田んぼとの調和に見受けられます。

水と光、土と稲、どれもが調和し、美しい限りです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

田んぼを借りて、稲を作り始めた当初は、

戸邊さんの田んぼにも草がたくさん生えたそうです。

 

年々、稲の肥料を奪う草が減っていったそうです。

 

 

戸邊さんの田んぼには一年中、水が張ってあります。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

専門的には、周年湛水といいます。

 

ですから、稲刈りも、水がある田んぼで行います。

 

雨の日でも、稲刈りが行われています。

 

稲刈りも稲を運ぶのも、水のある田んぼの方が、

作業が楽で、腰が痛くなることもないそうです。

 

Photo by Natsuko Takehara
 

30歳で自給自足を目指し、挫折し、

都会に戻り、0からやりなおし、

それでもあきらめずに、追求して、

何年もかかって、今日に至っています。

 

 

工夫と体験と改善を毎年のように繰り返して、

結果としてここまで美しく、

日本良いと評価を受けるまでになりました。

 

 

その道のりと努力、学びの意欲に、

敬意を示してほしいと思います。

 

前向きな姿勢や努力、学びを、

田んぼを始めるなら、続けて欲しいと思います。

 

日本一の米の生産者の元に来て、

農業ならなんとできるだろう、

同じようなことがすぐできるようになるだろうと、

言葉で教えてもらえばわかるだろうと考えるのは甘すぎます。

 

 

日本一に学ぶつもりであれば、

それだけの姿勢や努力を持ってください。

 

これから、田んぼを始めたい方がいたら、

是非、この田んぼの成り立ちに、

素晴らしい戸邊農法が生まれるまでの過程に、

敬意を持って学んでほしいと思います。

 

こんな素晴らしい農法を構築してくれたのですから。

感謝!

 

 

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